今回紹介する業務用脱毛機は「ルミクスA9」です。
ルミクスA9は業界でNO.1と言える知名度を持っています。
しかし本体価格は470万円。これだけで予算外だという人も多いのではないでしょうか。
今回はルミクスA9を隅々まで分析してその値段に見合うのか解説していきます。
Contents
ルミクスA9のスペック
まず必ず確認しておきたいスペックです。
特に重要なのは
①【本体価格】
②【最大出力】
③【ランニングコスト】
④【サイズと重さ】です。
①【本体価格】自分の予算と合うかどうかが一番重要です。しかし高ければ高いほど良い製品というわけではありません。他のスペックも見る必要があります。
②【最大出力】はそのまま施術の効果や、脱毛完了までのスピードに関わってきます。
③【ランニングコスト】意外と見落としがちですがメーカーによって差があります。ランプの総ショット数とランプ代から一番の消耗品であるランプのランニングコストが分かります。結局一人当たり全身脱毛にかかる費用はいくらなのか?そのコストを算出する上で必ずランニングコストも計算しなくてはいけません。
④【サイズと重さ】業務用脱毛機には卓上タイプとタワータイプがありサイズ感が大きく異なります。自分の考えるお店や対象顧客にマッチするのはどういったタイプなのか先に考えておきましょう。
【本体価格】470万円
【脱毛方式】SHR、IPL、IPL+RF
【最大出力】表記なし
【ランニングコスト】1ショットあたり0.1円
【消費電力】3000W
【サイズと重さ】44×40×112,5cm 63kg
ルミクスA9のスペック表を見て一言「出力はしっかり記載して欲しかった。」
確かに業務用脱毛機業界において、出力を曖昧にしているメーカーは多いです。
出力が記載されていても、怪しい数値であったりすることもよくあります。
しかし、470万円という値段を考えると、出力表記なしでは買えないですよね。
更に詳しくルミクスA9を解説しますが、出力の問題はつきまとってきます。
特徴解説
特徴1:圧倒的な知名度!でも価格と効果がつりあわない。
ルミクスA9は業務用脱毛機の中でも圧倒的な知名度を誇っています。
「ルミクスA9」という名前だけ言われてもピンと来ないかもしれませんが、
「ローランドのやつ」と言えば通じませんか?笑
それがルミクスA9の魅力です。
お客様にもあの有名人の脱毛サロンと同じ機械なんだと説明出来るわけです。
しかし、ルミクスA9はその代償として価格が高い!
業務用脱毛機の相場としては200万円。それに100万円台の商品もたくさんあります。
2倍以上するのは高すぎるし、それほどの効果があるのかと思いますよね?
実はルミクスA9は出力が弱いんじゃないかと言われています。
安全性重視で、火傷のリスクがなく痛みも少ないようですが、その分出力が弱く効果が出づらい。
1秒間に10ショットの高速連射式で全身脱毛を最短12分を実現!とうたっていますが、実際は往復しないと効果が出づらいため、もっと時間が必要です。
何より出力の表記がないので、指摘されている効果の弱さを覆す根拠もありません。
こちらのメーカーは広告が上手で、この値段でも本当によく売れているようですが、業務用脱毛機を比較している私からは、ルミクスA9はオススメ出来ません。
ポイント2:ルミクスA9は顧客層が分かっていて、ブランド重視の人向け
私個人の感想としては、ルミクスA9はスペックで抜き出たところがなく、470万円の価格はかなりの部分を広告費に払っているようで残念。
しかし、ルミクスA9ほどブランディングが上手くいっていて、知名度が高い脱毛機がないのも事実です。
ルミクスA9はフェイシャルやバストアップ機能も搭載しているため、出力の物足りなさを考えても女性向けなのは間違いなく、ブランド重視で高価格の女性向け店舗を持ちたい方は購入を検討しても良いかもしれません。
読者の方の多くはメンズ脱毛やセルフ脱毛サロンにも興味があると思うので、そういった方にオススメ出来なくて残念です。
まとめ
正直言って、高い!の一言です。
価格に見合った性能とは思えませんでした。
予算が潤沢にありどうしてもこのブランドが欲しい!と言う人、
脱毛効果はあまり重視しない女性向けエステサロンを運営したい方には価値がありそうです。